2020.04.27
みなさんこんにちは。センデン株式会社の三品飛鳥です。
弊社は、VPR(VRでRR)という企業向けのVR制作事業を行っているのですが、私がVRに手を出し始めたころはRICOH THETAを使っておりました。
ただ、RICOH THETAは仕事で使う場合、いろいろ不具合があったので、今はinsta360 ONE Xを使っています。
今回はinsta360 ONE XとRICOH THETAを、私が実際に仕事で使ってみた感想と良いところ・悪いところを比較したいと思います。
※動画使用の感想です。
insta360 ONE X:5760×2880
RICOH THETA:3840×1920
画質に関しては圧倒的にinsta360 ONE Xです。RICOH THETAは表記上4Kとなっておりますが、実際の解像度は3840×1920なので、4Kに届いておらず、仕事で使う際の画質に耐えられない、というのが正直なところです。
上記の解像度はあくまで平面で見たとき、つまり360度動画を広げたときの解像度で、実際見る画質はそこから半分以下まで落ちます。
そのため、3840×1920だと正面の画質がHD以下くらいになり、ぼんやりとした映像になります。
insta360 ONE Xは正面画質がフルHDなので、十分耐えられます。
insta360 ONE X:.insv
RICOH THETA:MP4(H264)
insta360 ONE Xの動画拡張子は「.insv」という謎の拡張子です。そのため、通常のPCで閲覧する場合、insta360専用のソフトでmp4に変換する必要があります。
厳密に言えば、RICOH THETAも一度スティッチングという変換作業が必要ですが、映像の閲覧はそのままできるので、RICOH THETAの方が良いといえば良いです。
insta360 ONE X:できる
RICOH THETA:できない
私がinsta360 ONE Xにした決定的な理由はここです。RICOH THETAを使っていたときは、場所によってフリッカーが出てしまい、映像素材がそもそも使えなくなる事故が発生しました。
またホワイトバランスも基本オートなので、場所によって青っぽかったり、赤みがかったりで納得はできていませんでした。
その点insta360 ONE Xは、シャッタースピードを1/8000s-55s、ホワイトバランスも変えられ、ISOも100-3200で調節でき、通常のカメラと同じ使い方ができるのでとても便利です。
insta360 ONE X:できる
RICOH THETA:できない
このモニタリングもRICOH THETAはできず、撮影中はスマホの画面が真っ暗になります。
撮影中の画が確認できないのは、ディレクターにとって死活問題なので、ここでもinsta360 ONE Xに軍配が上がります。
まとめますと、仕事で使う場合はinsta360 ONE X、趣味で簡単に使うor入門にはRICOH THETAがおすすめです。
値段も大体同じくらいなので迷ったらinsta360 ONE Xが良いかと思います。
撮影する分には割と簡単なので、ぜひ皆さんもVR活動してみてください。
insta360 ONE X
・カメラ機能の詳細設定ができる
・画質が良い
・アプリで簡単に編集できる
RICOH THETA
・日本製なので、取り扱い安い
・設定など気にせず撮れる
・アプリが簡単に操作できる
insta360 ONE X
・海外出荷なので、修理に時間がかかる&やり取りが面倒
・拡張子に若干のクセがある
・撮影中たまにフリーズする
RICOH THETA
・VRゴーグルで見たときの画質があまりよくない
・カメラとしての使い勝手が良くない
・バッテリーが内蔵なので、電池が切れたら撮影終了
センデン株式会社
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