MESSAGE代表挨拶

実行し、実現する。

代表取締役社長三品 飛鳥

代表取締役社長 三品 飛鳥 画像

センデン株式会社代表取締役の三品飛鳥と申します。
この度は当社ホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

当社は令和元年5月に会社を設立した会社でございます。
主な事業内容は、広告宣伝や企業プロモーション、人材募集で活用ができる“VR・メタバース事業”と、試供品を配りたいメーカーと試供品をもらいたい企業や団体をマッチングするBtoBのWEBサンプリングサービス『ヨブタメ』の運営や、ルートサンプリングを行う“サンプリング事業”、YouTubeやZOOMを活用した”LIVE配信事業”を展開しており、様々な業界のお客様にお力添えをさせていただいております。

私の自己紹介になりますが、昭和64年1月に浅草に生まれ、母子家庭で育ちました。
決して裕福な家庭ではありませんでしたが、母はほぼ毎日朝から夜まで働いており、兄と私のために頑張ってくれたおかげで、兄と私は不自由なく過ごすことができました。兄はそんな母親の働きを見てか、ベコベコにへこんだボロボロの水筒にオレンジジュースを入れて、自転車の後ろに幼少の私を乗せて、少し家から離れたローラーすべりだいがある公園に連れて行ってくれました。

浅草という町は、横も縦もかなり強い繋がりがあり、いわゆる“江戸っ子”が多い町です。
そんな環境で、先輩には弟の様にかわいがってもらいました。先輩にはよく「俺たちは骨を取る仲で家族も同然」と言われます。お祭り好きで浅草好きな先輩後輩に囲まれております。

そういった土地で、母や兄、地元の先輩たちの背中を見て私は育ちました。
15歳でマクドナルドのアルバイトを行って以来、居酒屋や焼肉屋、バイク便、新聞の仕分けなど様々な経験をしました。
大学卒業後は映像制作会社でガチガチの体育会系縦社会の中、AD、ディレクターを経験しました。そこでも、その会社の社長であり、私の師である方に大変かわいがってもらい、普通ではできないような体験や、仕事への姿勢や生き方など、いろいろな事を教えてもらいました。その考えや心意気は現在の私の基盤となっております。

映像制作会社は約3年で退職し、退職後は調理師と簿記の勉強をしながら個人でパソコンの家庭教師を行い、約10ヶ月のモラトリアム期間を経て、求人広告のベンチャー企業に経理兼ディレクターとして転職致しました。そして30歳の節目に独立を致しました。

そんな私ですが、起業した理由の一つとして、“これまでの感謝を具現化する”という理由があります。それが理由になったのにはきっかけがあります。

私が大学4年の夏休みでした。アルバイトが一緒で大分県の企業へ就職した先輩に会うべく、私は旅行の計画を立てておりました。しかし、大学の学費を払ってしまったため、あまり貯金がなく、金券ショップで格安の青春18きっぷを購入し、お金をかけずに大分県まで行くことにしました。そのことを察してか、現地での費用は先輩がすべて出してくれました。3日ほど滞在し、東京へ帰るため、小倉駅まで車で送ってもらいました。その時、先輩は私に対して
「これで観光して帰りな」
と四つ折りの一万円札を渡しました。

私は嬉しさと申し訳無さがありつつもその一万円札を受け取り、電車に乗りました。
先輩の気持ちは嬉しかったのですが、私は感謝が上回り、その一万円札を使うことができず、10年間その折り目の深くついた一万円札をずっと大切に保管しておりました。

そして、起業の際、“恩と感謝”を忘れないため、“恩返し”をするために、その大切な一万円札を資本金の一部として使用し、当社を設立致しました。先輩から頂いた一万円札はすでに他の誰かの手元に流通していると思いますが、先輩から頂いた”心意気”は、私の心の中と当社の一部になっていつまでも存在し続けております。

その先輩は今では家庭を持ち、二人のお子さんがいます。
そのお子さんが東京に遊びに来るときには、私も先輩と同じことをしたいと思います。

他にもこれまで、良い事も悪い事も色々ありましたが、その度に、様々な方に生かされ、支えられ、ここまで来ることができました。今までの出来事や関わった方々や、私や当社を支えていただいているお客様のおかげで、現在の自分が存在していると考えております。私は、これまで受けてきた”心意気”を、今度は私が他の誰かに与えられる”粋”な人間になりたいと考えております。

私は芸術家でもなければ芸能人でもありません。突出した才能もありません。そんな自分が社会に何か残すとしたら、これまでの恩を返すとしたら、私には「自分の事業で成功する」ということしか無いと思っております。

当社及び私は「実行し実現する」という信念を持ち、これまでの感謝を皆様に伝えるとともに、心意気を社会に還元・循環できる企業に成長して参ります。